アミカン・トーレン氏が1996年に企画した展覧会『The pleasure of aesthetic life』については『Aesthetic Life 2010』のサイトでも触れましたが、今日はトーレン氏の同タイトルの作品を紹介します(展覧会にはこの作品は出品しません)。
これはトーレン氏が90年代から制作を続けている「アームチェア・ペインティング」というシリーズで、マーケットなどで売られている(これはかなりイギリスらしいことだと思いますが)日曜画家の描いた絵画を購入し、文字をカット・アウトして「作品」としています。
私たちの展覧会『エステティック・ライフ – オートマチック』展も、この「エステティック・ライフ」という、ある意味でかなり批評的であり、攻撃的でもあるトーレン氏の意志を受け継いでいます。「エステティック」とは何なのか?そして「エステティック・ライフ」とは何なのか?私たちの身に迫った「問い」なのではないでしょうか。